これまでの記事で、物流センターの仕分けアルバイトのお仕事の話を少ししました。
私の場合、その後引っ越しして通うのに遠くなってしまったため続けるのをあきらめましたが、割り切ってしまえばかなり楽な世界でもあるので、おすすめのお仕事です。
正社員・準社員以外にも
- 直接雇用の「登録アルバイト」
- 派遣会社を通して応募する単発の「日雇い形式」
の形態がありました。
実際に何回か仕事に入ってみましたが、私はこういう方にはおすすめしています。
- 社会復帰の足がかりにとりあえず何か仕事がしたい人
- 仕事をしたいけど、接客系は苦手な人
- 都合のいい日・都合のいい時間だけ仕事がしたい人
- (単発の派遣の場合)日数を決めて割り切って高時給の仕事がしたい人
今回は、物流センターの仕分けのお仕事で
- 持っているとすごく作業がしやすくなるアイテム
- この仕事に興味のある方へのアドバイス
についてお話したいと思います。
必要な持ち物は、カッター・スタンプ印・ラバー付き軍手
私が直接雇用の「登録アルバイト」として実際に仕事に入った部署は
- ラインに流せる大きさの商品を仕分けをする部署(「ライン」)
- ラインに流せない大きな商品を仕分ける部署(「定形外」)
の2つだったのですが、特に「定形外」の仕分けの部署では必要な持ち物がありました。
- カッター
- スタンプ印(はんこ)
- ラバー付き軍手
この部署ではその名の通り
「ラインには流せない大きなものを、各店舗のブースに必要な個数置いていく」
ために、これら3点のアイテムが必要です。
大きな商品が各店舗に仕分けされていく流れはこんな感じです。
- トラックから商品が荷下ろしされる
- 大きなもので同じ種類の商品がまとまってカゴ車に入れられる
- カゴ車に品物の総数と、どの店舗がいくつ求めているかのリスト(店舗毎にシール状になっている)を貼り付ける
- 品物がのったカゴ車が「定形外」仕分けの部署に引き渡される
- カゴ車を受け取った人がこのリストを見て、フロアを動きながら各店舗のブースに決められた個数を置いていく
- ブースを離れる前にその店舗向けのシールを貼り、スタンプ印を押す…
私が入った仕事は、この⑤⑥の部分になります。
ラインには流せない大きさなので、小柄な女性だと自分の体より大きい商品もあります。
重いものもあるので、滑って落とさないようラバー付き軍手が必須となります。
また、カゴ車に入っている商品の数が多いと、段ボールに入ったままなので自分でばらさないといけません。
決められた数をカゴ車に入れて仕分けの部署に渡さないといけないから、入数が書いてある箱のままの方が間違いが少ないよね!
カゴ車のものが全部なくなったら、バラいた箱とカゴ車を所定の場所に返して、次のカゴ車を取りに行きます。
さて、実際に仕事をしていて
ラバー付き軍手をしたままカッターを扱い、スタンプ印を押すのがやりにくい
ことが分かりました。
軍手したままカッターの刃を出し入れするのって、想像以上にやりづらいしとにかく危険!!
実際に仕事をしていて強く思ったのが
- 普通のキャップ付きのスタンプ印だと一回一回キャップの取り外しが面倒!
- キャップの付け外しの際に飛んでいってしまって大変だった!
…というわけで、初めての仕事を終えた私は、速攻でもっと使いやすいカッターやスタンプ印を探して買ったのでした。
ここからは実際に自分が選んで使ってみてよかったものや、後になってこっちにすればよかったかも!と思ったものを紹介します。
軍手をしていても扱いやすいカッターとスタンプ印
段ボール用カッター「物流くん」(長谷川刃物)
メーカーの長谷川刃物さんいはく「物流センターで働いている従業員の声を終結させた」という段ボール用カッターです。
ギザギザで短い刃なので段ボールの開封がめちゃくちゃはかどります。
手におさまりやすい大きさで出し入れがしやすく、ポケットに入れても邪魔にならず動き回りやすかったです。
まさしく倉庫内の作業に特化したといっていいでしょう。
あまりに扱いやすかったので、別の現場(学校向け教材屋さんでの仕分けのお仕事)にも持っていきとても重宝しました。
この仕事から離れている最近では、このご時世で通販を利用することが多いので家で荷解き用に愛用しています。
リール付・キャップ無のスタンプ印「キャップレス9リール式」(シヤチハタ)
軍手をしたままスタンプ印のキャップを外して、押して、キャップをまたつけるという動作。
実際にやってみるとめちゃくちゃめんどくさいです。
印面が乾いてしまったら使い物にならないし、何よりポケットがインクまみれになってしまうのでキャップは絶対に紛失できません。
けれども実際、私は何度かキャップを飛ばしてしまいました。
せっかく稼ぎに行ったのに私物をダメにしてしまうのでは本末転倒ですよね。
それなら最初から、キャップのないスタンプ印を使うのが安心です。
さらに、軍手をしたままポケットの中を探るのもさらにめんどくさい!
ということで行きついたのが「キャップレス・リール付きタイプのスタンプ印」でした。
実際に使ってみると、
軍手をしていてもパッと出せて、ポンと押して、サッとしまえる
のでストレスを感じませんでした。
初めて仕事をしたときはカッターやスタンプ印の扱いでかなり手間取りましたが、これらのアイテムを使うようになってからは快適になったのでかなり仕事がはかどりました。
ちなみにこの仕事に入らなくなった今では、宅配ボックスに入れて使ってもらってるよ!
普通の「キャップレス9」にリールキーホルダを付けるのもアリ!!
先ほどの「本体にリールが内蔵されたスタンプ印」だと「ちょっとお値段が…」と感じてしまう方には、こういったものもおすすめです。
キャップレススタンプ印にリールを付けるタイプ。
買ってしまった後でこのセットを見つけて、「こっちにすればよかったかな」て思ったよ…
これなら仕事をしない時にはリールを外して普段使いにできますよね。
その他あると便利なアイテム
その他にも、持っていると便利なアイテムがあるので紹介しますね。
安全靴
商品を持って運ぶので、安全靴をはいていると安心です。私自身、大きな商品を扱う時に特に思いました。
最近はオシャレで安全靴らしくないデザインも出回っているので、一足あるといいかもしれません。
作業用エプロン(女性の場合)
「定形外の仕分け」部署では、短時間だけ働く(パートで働く感じの)女性の方が多かったのですが、作業用のエプロンをしている人が多かったです。
こういう感じの、胸元にもポケットがあるタイプのものですね。
実際に自分もこのタイプのエプロンを使ってみました。確かにカッターやスタンプ印は、腰ポケットより胸元に入れておく方がだんぜん動きやすかったです。
この仕事に興味のある方へ
ここからは「この仕事をやってみたいけど…」と思っている方に向けて、実際にやってみた私が伝えておきたい情報を紹介します。
初めて仕事するなら、気候のいい時期に!
仕分け作業って、結構動き回ります。カゴ車を引いて運ぶ場合も、ラインで仕分けをする場合も。
私が仕事に入っていたのは春で、朝夕はまだ肌寒い時期でしたが昼間はかなり汗ばみました。
そのため、初めて仕事に入る場合は気候のいい時期をおすすめします。
初めて仕事に入って体調を崩し「もう二度としたくない!」と思うのはもったいないです。
体力仕事なので、おやつも必要
お昼休み以外にも10時と15時に休憩がありましたが、その間に持ってきたおやつを食べる方が多かったです。
スナック菓子ではなく、おまんじゅうやカットケーキ系でした。
体力がいる仕事なので、おやつも必須アイテムですね。
休憩室に行きやすい部署だといいのですが、行きづらい部署だと大変です。
私の場合、ラインの部署では入退室時に入力処理をしなければなりませんでした。
その行列ができて時間がかかるので、休憩室に行って戻ってくるだけで休憩時間が終わってしまうほどでした。
結局私はラインの部署で休憩室に行くのはあきらめましたが、仕事中は走り回るしおやつは食べられないしで、かなり疲れがたまって不満でした。
完全に「誰とも接しない」訳ではない
よく言われる
仕分け系のバイトは人と接しないからラク
という言葉。確かに接客はしないので、そういう意味では当たっています。
けれども、仕事をしていて社員さんや他のアルバイトさんに分からないことを聞かなくてはいけないことはあります。
そのため、「完全に誰とも話さずにできる」というわけではありません。
また、どこの職場でもそうですが性格のきつい人はいますので、できるだけ回避するスキルも求められます。
実際私も「ライン」部署で遭遇した…。もう二度と勘弁!
私の場合はまだ回避しやすい「定形外」部署ではなく、「ライン」部署できつい人に遭遇してしまいました。
「ライン」では4人一組のチームで動き、始業から終業までずっと一緒なので逃げ場がありません。コミュニケーションスキルも必要です。
時給がいいので入ってみましたが、休憩室に行きづらいしきつい人にあたられるし散々だったのでそれ以来この部署には入っていません。
コミュニケーションや人間関係に自信のない人は、グループで仕事する部署は避けたほうが吉!
まとめ
ここまで、物流センターでの仕分けアルバイトについてお話しさせていただきました。
便利なアイテムを駆使し、うまく立ち回れば自分のペースでこつこつ仕事ができる職場です。
興味がある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました!