未経験でも大丈夫!今から始める「初めてのハンドメイドアクセサリー」

ハンドメイド

「久しぶりにオシャレなアクセサリーをしたいのに、自分の気に入ったものに出会えない」

「自分は金属パーツのピアスが合わないから、欲しいものが買えない」

とお困りの方!

それなら、いっそ自作してみませんか?

「手芸なんかしたことないから無理~!」

「ハンドメイドアクセなんて自分に縁がない!」

と思っているアナタも、できるところからコツコツと積み重ねていったら、そのうち手持ちのアクセサリーは全部自分の手作りになっているかもしれませんよ。

事実、私は半年ほど前までは(穴は開いているのに)ピアスをほとんどしていませんでした。

ある時ふと思い立って自作し始め、今では日常使いのものはほぼほぼ自分のハンドメイドです。

今回は、

  • 実店舗や通販で自分好みのアクセサリーに出会えなくて困っている
  • ハンドメイドアクセにチャレンジしてみたいけど未経験

…という方を対象に、「初めてのハンドメイドアクセサリー」について私の体験を交えて解説していきます。

結論から言うと、

  • 初心者でも、一つ一つステップアップしていけば、素敵なアクセサリーを自作するのは可能
  • ただし、必要な道具(ニッパー、平ヤットコ、丸ヤットコの3点)は必ず準備しておくべし

です。それでは一緒に見ていきましょう!

もくじ

100円ショップの製作キットから試してみよう

私が初めてアクセサリー作りにチャレンジする人におすすめしたい方法は

まずは100円ショップの「アクセサリー製作キット」から試してみる!

ということです。

できれば、数種類並んでいる中で自分の好みに近いものを複数選んでみましょう。

なぜ「100円ショップの」なのか

なぜ「100円ショップの」なのかというと、100円ショップのものならば気軽に買えて、もし実際にやってみて「自分にはハンドメイドはやっぱり向かない」と思っても後腐れなく身を引くことができるからです。

手芸専門店でもアクセサリーキットは売っていますが、金額は一桁多いです。

また、アクセサリーの作り方の本を買ってみるという方法も考えられますが、やはり手芸店のキットと同じぐらいかかります。

そのため、ハンドメイドに向いていないと感じて断念するにしても損失が大きく感じられるでしょう。

私なら、1000円以上するキットを買ってきて、いざやってみて「ハンドメイドやっぱ無理だわ~」って思ったら間違いなく数日間寝込みます。そしてさらに家に閉じこもる…

そういう理由で、100円ショップの製作キットはお気楽にチャレンジできて有能です。

キットをいくつか開封してみてわかること

キットをいくつか開けて作り方を見てみると、必要な技術は結局

  • 9ピン・Tピンの処理の仕方
  • カンの開け方

に集約されることがわかります。

これらがうまくできるようになれば、基本のアクセサリー作りはほぼ安泰です。

作り方をよく読み、アクセサリー作りにはどんなパーツや、道具が必要なのかを学んでいきましょう。

必要な工具

アクセサリー作りに必要な工具は

  • ニッパー(ピンを切るため)
  • 平ヤットコ(丸カンやCカンを開けるため)
  • 丸ヤットコ(ピンの端を輪っか状に処理するため)

の3つです。

さらに、「指ぬきカン」という指輪のようなアイテムがあると便利です。

ちなみに、私はハンドメイドが楽しくなってきてから指ぬきカンを買い足しました。これを使うようになって、カンの開け閉めが飛躍的に楽になりました!

なぜ専用工具が必要なのか【リサ緒の失敗談】

これらがない状態で作ろうとすると一気に難易度が上がります。ここからは私の失敗談も交えて説明します。

私は初めて100均キットで取り組んだ時、これらがない状態でやりました。今振り返るとかなり無謀だったと反省しています。

家にあった普通のペンチや、ノーズプライヤーを使ってやってみたのですが、ピンの端を丸くする処理が全くできませんでした。

余談ですが、「ノーズプライヤー」という工具は、ラジオペンチの先端部分に角度がついているものをイメージするとわかりやすいかと思います。

一つもまともにできないまま、キットに封入されていたピンを全て使い切ってしまう体たらくです。

ここで専用の道具がいかに大事かを痛感し、後日手芸店で買ってきたのは言うまでもありません。

私の場合、熱しやすく冷めやすいという性格だったので、最初に道具を一通りそろえても後で飽きてほったらかしになることが多々ありました。

そのため、この時は専用の道具を最初から用意せずに挑んだのですが、それが裏目に出ましたね…。

今となっては、よくここで挫折しなかったなと思います…

その後もう一度気を取り直して、先ほどの3点の工具を使ってやってみると、初心者なので少々不格好ながらも、それなりに形になりました。

最初のような無残な姿にはなりませんでした。

こういった私の大失敗から、必要な工具はあらかじめ入手しておくことをおすすめします。

平ヤットコは、アクセサリーを使用していて修理が必要になったり、パーツを入れ替えたくなった時に便利で重宝しますよ!

よくあるのが、使っていて何かの拍子で丸カンが開き、接続しているパーツが落ちてなくしてしまうこと。

カンが少し開いてるなと気づいた時点で、平ヤットコがあると自分で閉じることができるので、「パーツ紛失→もうそのアクセは使えない(泣)」という事態が防げます。

平ヤットコを使ってから気づいたのが、市販の金属フックのピアスなら、手芸屋さんで入手した樹脂やセラミックタイプのフックに自分で付け替えられるということ。

もう少し若い時に気づいてればよかったなとちょっと悔やみました…

実際に作ってみよう

必要な工具とキットがそろったら、実際に練習がてら作ってみましょう。「習うより慣れろ」です。

初めてのハンドメイドで気を付けること

  • 最初から完璧を求めない!
  • 失敗こそ成功への道!

ごく当たり前のことなのですが、いざ工具をもってやり始めると「少しでもきれいに仕上げたい」と思うのが人の心です。

けれども、「最初のうち」こそ失敗をたくさんしてください。

作り方に書いてある通りにはいかないこともあるかと思いますが、回数を重ねるにつれ「なぜこのように書いてあるか」が見えてきます。

また、どういう部品を予備で持っておいた方がいいのかも「何となく」わかってきます。

私の場合は、失敗を重ねてだんだんうまくできるようになっていくという意味でも、100均のキットやパーツは練習台として重宝しました!

特に、最初のうちはうまく出来ずに、処理したピンやカンの開け閉めを繰り返すと見た目が劣化してきます。

「今度は一回で決めよう!」という気持ちになり、実際に出来るようになれば大きな自信を得られます。

慣れてきたら、手芸店のキットにステップアップ!

いくつか100均キットで作ってみて、ピンの処理やカンの開け閉めがうまく出来るようになったら、手芸店のキットにステップアップしてみてもいいでしょう。

気に入ったキットは、迷わず入手すべし

この段階までくれば、手芸店のキットの金額を見ても前ほどは負担に感じられなくなると思います。

手芸屋さんの実店舗で売っているキットを見て、ネットならもっと安く買えるんじゃないかと考えてしまいますよね。

私もそう考えて買わずに帰宅し、後でネットショップで探してみました。

すると、残念ながら軒並み品切れ…という憂き目に何度も遭いました。

それ以来、私は慣れるまでの間

実店舗で気に入ったキットを見つけた場合は、迷わず入手する

ようにしていていました。

手芸店で売っているキットは、予備のパーツも入っている

たいていの場合、100円ショップのキットはパーツがギリギリの量しか入っていませんが、手芸店に出ているものは予備のパーツが入っていることが多いです。

また、100均キットに比べてパーツの種類も多いですし、「○○に見えるように配置しましょう」などと指示が細かくなっていたりします。

100均キットよりもレベルアップしている分、出来上がった時の見栄えはよりよくなっているので、完成品を身に着けるとテンション上がること間違いなしです。

おススメしたいフェリシモ「クチュリエのアクセサリーキットシリーズ」

それでも、段々と手芸店で売っている手作り用キットでは飽き足らなくなって、出会ってしまったのが

フェリシモのアクセサリーキットシリーズ

でした。

フェリシモといえば、一般的な通販とは異なり毎月1回商品が届く「定期便」というスタンスで、決められた回数だけ届くシリーズがメインです。

「定期便」と銘打っていますが1回だけの購入でストップすることもできます。ストップはネットからだけでなく、電話・ファックス・郵送でもできます。

その中で手芸ジャンルの「クチュリエ」シリーズがよくできているのです。

もちろん材料やレシピがそろって届くのですが、6回届くコースのものだと回数を重ねるごとに自然と上達していき、最後には一通りのテクニックが身につくしくみになっています。

その中で私は

の2つを利用し、結果ハンドメイドアクセサリー沼にはまってしまいました。

私が趣味としてハンドメイドを続けているのは、これらフェリシモ・クチュリエシリーズの影響が大きいです。

もし興味がおありなら、一度のぞいてみてくださいね!


さらに慣れてきたら、好みのパーツを組み合わせて作ってみよう!

手芸店に出ているキットでうまく出来るようになったら、好みのパーツを組み合わせて作ることも考えてみましょう。

実店舗で実物を見ながら悩むもよし

実店舗の手芸店の場合、店頭で見本品がディスプレイされていて、その近くに見本品のレシピが書かれたチラシが置いてある場合がありますので、利用してみてもよいでしょう。

また、パーツの実物を見ながら「このパーツならこれとこれを組み合わせて…」と想像力をたくましくするのも楽しいですね。

この段階に来た時に手芸屋さんに相方と一緒に行きました。

「あーでもない、こーでもない、私が求めてるのはそーじゃなくて…」と陳列棚を眺めてブツクサ言っている私を見て、相方は「あ~、どっぷり沼にハマったな」とつぶやいたのでした…

通販なら、実店舗にはないデザインのパーツもいっぱい

オンライン通販の手芸パーツ店なら、実店舗にはないようなデザイン性の高いパーツがいっぱい出ています。お店によっては1個ずつ買うこともできます。(実店舗なら数個で1パックという扱いですが)

ただしパーツの大きさは、記載されている寸法や他の物との比較写真が手がかりで、実際に取り寄せて確認すると想像より少し違っていた…ということもあり得ますので、これをふまえた上で利用する必要があります。

実店舗に出ているパーツでは飽き足らなくなってきたら、もう初心者は卒業です。そしてあなたは、十分ハンドメイドの世界を楽しめていることでしょう!

私がハンドメイドアクセに目覚めたきっかけ【体験談】

ここで、私がハンドメイドアクセをやってみようと思ったきっかけについてお話します。

外に出るようになって身なりが気になりだした

子どもの幼稚園の送迎や仕事などで外に出るようになって、自分の身なりが気になるようになりました。

仕事での服装は自由ですが、作業のしやすさや重い材料の箱を運ぶこともあって、シンプルになりがちです。

私のいる業界では、納期を守って不良品さえ出さなければよし!という世界なので、茶髪やピアスには寛容です。

けれども私は気づきました。ピアスOKの業界なら、服がシンプルでもピアスが映えればいい感じに見えるのではないかということに。

それまで自分は、子どもが生まれてからはピアスは入れていなかったり、入れたとしてもせいぜい透明ピアスまででした。

子どもが生まれる前までしていた手持ちのピアスは、今の自分には(可愛すぎて)もう似合いません。

実店舗や通販でも色々と探してみましたが、自分の気に入ったものには出会えませんでした。

出会えたとしても、自分には合わない金属ピアスだったりしてげんなりしました。金属ピアスが合わない私にはそれだけで選択肢が狭まるので、結局「透明ピアスでいいや」と妥協していました…

そこで、覚悟を決めて(!)ピアスを自分で作ることにしたのです。

でも、何から始めたらいいのかよくわからない…

というわけで、先ほど上で述べた順番でステップアップしていったのです。

100円ショップのピアスキットで大失敗

最初は右も左もわからなくて、とりあえず100円ショップで偶然見つけたピアスキットを買ってきて開封して、初めて「それ用の道具が必要」ということを知るありさまでした。

さらに、道具がそろっていないのにもかかわらず家にある工具を使ってピンを切って曲げようとしたものの、失敗の連続で(当たり前だ!)ピンが足りなくなって、後日また買いに走る始末です。

その後「やっぱり専用の道具がないとスタートラインにすら立てない」と思い手芸屋さんで工具を買い、もう一度ピンを切って曲げてみると、今度は何とかうまくいきました。

ピンの曲げやカンの開け方を何度も練習して、ようやくキットのピアスを完成させることができました。

そして、後日その初めて作った100円ショップキットのピアスを付けて、仕事の懇親会に行った時は感慨深かったです。

たとえ100均のキットで作ったものであっても、「失敗を重ねながらも自分でやり抜いた」ということが自分にとって大きな一歩になったからです。

そしてさらに経験を増やす

それからは、実店舗の手芸屋さんで見つけてきたキットでいくつか作って経験を重ねていきました。

そして、通販サイトの手芸店で気に入ったパーツがあったので取り寄せ、自分にも作れそうなデザインの見本をネットで検索したりして、製作キット以外の方法でも作るようになりました。

また、某通販会社のアクセサリー製作キット頒布会を利用して、ピアス以外のアクセサリー作りにもチャレンジするようになりました。

アクセサリーのハンドメイドで何が変わったか

かつて私は、幼稚園の送迎や買い物に行くだけでも気後れしていました。

ハンドメイドをするようになってからは、シンプルな服装でも自作アクセサリーで自己主張できるようになったので、以前よりも外出をためらわないようになりました。

そして長年インドア派主婦だった自分から、完全に抜け出すことができた最後の一押しがハンドメイドアクセサリーとなったのです。

まとめ

今回は、私の過去の体験を交えながら「初めてのハンドメイドアクセサリー」について解説しました。

ハンドメイドは奥が深い世界です。それを生業にしている先達もたくさんいらっしゃいます。

プロとしてやっていくまではいかなくても、自分の身につけるものを自分で作り、それで外に出ていくことがもっと楽しくなるのなら、こんなに素敵なことはないと私は感じています。

「ハンドメイドにちょっと興味はあるけど全く未経験!」という方も、「これならちょっとやってみようかな」と思っていただけたら幸いです。

今回のまとめ

  • 初心者でも、少しづつステップアップしていけば「素敵なハンドメイドアクセ」を作れるようになる!
  • ただし、必要な道具はそろえよう!
  • いきなりプロ作家さんのレベルを目指そうとしない!
  • まずは100円ショップの製作キットで、パーツの実物を見ながら作り方を学ぼう!
  • 失敗も成功へのプロセスだから、恐れなくていい!
  • うまく作れるようになると、外出も苦にならなくなる!


ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!

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